近年、InstagramやTikTokなどのSNSが登場し、日常生活のエンターテイメント性が豊かになりました。特に、ライブ配信は簡単に始められ、広範な視聴者にリーチできることから、多くのユーザが利用しています。本記事では、インスタとTikTokのライブ配信機能の特徴、メリット、活用方法について解説します。
作成日:2024.12.26
更新日:2025.4.30
目次
◯企業向けインスタ/TikTokライブ活用方法
・インフルエンサーマーケティング
・ライブコマース
-インスタライブを活用したライブコマース事例
-TikTokライブを活用したライブコマース事例
インスタライブとは
参照:https://about.instagram.com/ja-jp/blog/tips-and-tricks/instagram-live-tips-tricks
Instagramのライブ配信(インスタライブ)は、Instagramプラットフォーム内でリアルタイムにフォロワーと交流できる機能です。ユーザーはスマートフォンから簡単にライブ配信を開始でき、視聴者とコメントやリアクションを通じて直接やり取りすることが可能です。また、ストーリーズからライブ配信を始めるシンプルな操作性、配信終了後のアーカイブ機能、人数制限がなく誰でも配信できる、などの特徴があります。
インスタ/TikTokのライブ配信は、日本のライブ配信サービスの中で40%以上を占めています。
※2024年1月時点
参照:https://www.statista.com/statistics/1480827/japan-live-video-streaming-services-penetration-rate-by-service/
インスタライブの機能
・フィルターとエフェクト
Instagramのフィルターを使うと、ライブ動画にクリエイティブな要素を加えることができます。ライブ配信で視覚に訴えかける要素を強化し、視聴者の興味をさらに引きつけることができます。
・コメント
インスタライブの配信者はチャットで交流したり、コメントを管理したりすることができます。また、不快なコメントはフィルタリングしたり、コメントモデレーションを有効にすることで、承認したコメントのみ表示することができます。
・共同主催者をゲストとして招待する
最大3人までゲストを招待し、配信することができます。インタビューやディスカッションを行ったり、何かを一緒に体験したりすることができるようになります。
・通知を送る
ライブ配信を開始すると、フォロワーに通知が届きます。
・ライブ動画をシェアする
ライブ動画が終了したら、プロフィールでリール動画(アーカイブ)としてシェアすることができます。ライブ配信を見逃した人にとって便利な機能であると同時に、コンテンツへのリーチを増やすこともできます。
・ライブ配信に画像を追加する
画像を追加することで、配信内容のコンテキストを視聴者が理解するための視覚的手がかりを作ることができます。
・バッジ
バッジをオンにしてライブ配信すると、視聴者はバッジを購入することで配信者を支援し、配信者は自分のコンテンツから収益を得ることができます。
TikTokライブとは
参照:https://note.com/tiktok/m/m5731478a484c/hashtag/1740284
TikTokのライブ配信(TikTokライブ)は、TikTokプラットフォーム内でリアルタイムでフォロワーと交流できる機能です。「おすすめ」の機能で新しい視聴者に発見されやすい、フィルターやエフェクトの多彩なツール、「ギフト」機能で直接収益化できる、といった特徴があります。
TikTokライブの機能
・コメント
TikTokライブの配信者は、チャットを管理したり、チャットで交流したりすることができます。例えば、コメントをオンまたはオフにする、悪意のあるコメントや迷惑なコメントを報告またはフィルターする、コメントをピン留めする、コメントを翻訳する、というように様々な方法があります。
・モデレーション
TikTokライブの配信者は、TikTokのコミュニティガイドラインに違反している、またはLIVEチャットで迷惑なメッセージを送信している視聴者を報告、ミュート、制限、またはブロックできます。
・マルチゲスト配信
マルチゲスト機能を使用すると、配信者は自分のライブにゲストを招待できます。視聴者がゲストのリクエストを送信したり、配信者が一定数のゲストを招待することができます。
・Events
TikTok LIVE Eventsでは、配信者は視聴者にライブを行う日時を事前に知らせることができるため、視聴者は今後予定されているライブストリームを見つけて登録し、通知を受け取ることができます。さらに、イベントをシェアしたり、カレンダーに追加したりすることもできます。
・リプレイ
ライブが終了すると、LIVEセンターでLIVEリプレイを利用できるようになります。その後、自分のライブを視聴したり、デバイスにダウンロードしたり、削除したりできます。
・ギフト
LIVEギフトをオンにして配信すると、視聴者はバーチャルギフトを送信することができます。視聴者はギフトを送ることで、リアルタイムでコンテンツにリアクションしたり、コンテンツを評価する気持ちを表したりできます。
インスタ/TikTokのライブ配信を行うメリット
・個人・ブランド・企業の認知度向上
・新商品やサービスの即時プロモーション
・費用対効果が高いプロモーションを実現できる
・リアルタイムで視聴者とコミュニケーションを取ることができる
インスタ、TikTokのライブ配信機能では、いいね!やコメント等のリアクション機能を通じて視聴者とリアルタイムでコミュニケーションを取ることができます。また、フォロワーと双方向のやり取りが可能になることでフォロワーの満足度を向上させ、繋がりを強固にすることもでき、信頼感の向上にも繋がります。
・個人・ブランド・企業の認知度向上
インスタ/TikTokのライブ配信は「おすすめ」の機能等によって広範囲に拡散される可能性があります。これにより、新しい視聴者や潜在顧客にアプローチすることが可能になり、認知度をスピード感を持って高めることができます。
・新商品やサービスの即時プロモーション
インスタ/TikTokのライブ配信の手軽さから、新商品や新しいサービスを即時にプロモーションすることができます。また、商品情報やサービス内容を説明することで視聴者の商品やサービスへの関心を強化することができます。
・費用対効果が高いプロモーションを実現できる
インスタ/TikTokのライブ配信は広告費をかけずに広範な視聴者にリーチできる手段です。ライブ配信を通じて商品やサービスを紹介することで、多くの視聴者にアプローチしつつコストを削減することができます。
インスタ/TikTokのライブ配信を成功させるポイント
2. 配信者を選ぶ
3. 視聴者との双方向コミュニケーション
4. 適切なタイミングを選ぶ
5. 配信前のプロモーション
- 配信の目的を明確にする
まずはライブ配信を行う目的を明確にしましょう。例えば、「より多くの視聴者に企業やブランドについて知ってもらう」、「一人ひとりの視聴者とのコミュニケーションで信頼性を向上させる」といったようなイメージです。配信の目的を明確にすることでターゲット層や配信時間も明確になり、より効果的なライブ配信を行うことができるようになります。
- 配信者を選ぶ
配信の目的に沿って配信者を選びましょう。商品やサービスの詳しい情報や、質問に詳しく答えるには企業のスタッフが適していると考えられます。一方で、より多くの視聴者にリーチし認知度を高めるためにはインフルエンサーやタレントの起用がおすすめです。
- 視聴者との双方向コミュニケーション
ライブ配信の双方向のやり取りを活かして、視聴者との繋がりを深めましょう。リアクション機能から視聴者の反応を読み取り、それに応じて情報を提供することで信頼感を高めましょう。
- 適切なタイミングを選ぶ
配信の目的やターゲット層に沿って適切な配信時間を選びましょう。ターゲットとなる視聴者がインスタやTikTokを最も使用している時間帯に配信を行うと効果的です。
- 配信前のプロモーション
より多くの視聴者を集めたり、ターゲットとなる視聴者を集めたりするためには集客のための事前告知が重要です。ストーリーズなどの機能を活用し、視聴者を集める工夫をしましょう。インフルエンサーを起用する場合は、共同告知を配信することで、より集客力のある告知になります。
企業向けインスタ/TikTokライブ活用方法
・インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングとはインフルエンサーを活用して企業やブランドの商品やサービスをプロモーションするマーケティング手法です。
インフルエンサーマーケティングのうち、ライブ配信を活用して商品を紹介、PR、販売する手法がライブコマースです。
・ライブコマース
ライブコマースとは、「ライブ配信」と「Eコマース」を組み合わせた最先端の販売手法です。InstagramやTikTokを活用することでプロモーションから販売、お客様とのコミュニケーションまで、リアルタイムで完結することができます。
日本のライブコマースでは、SNSが利用されるケースが多いです。特にInstagramとTikTokは日本のライブコマース配信プラットフォームとして、全体の4分の1を占めています。
Instagram、TikTokを活用したライブコマースに関する詳しい情報は、こちらをご覧ください。
インスタライブを活用したライブコマース事例
カラーコンタクトのEC関連事業を行う企業は、インフルエンサーとのコラボカラコンをInstagramを活用したライブコマースにて販売しました。
10代20代に人気のインフルエンサーを起用し、フォロワーなど幅広い潜在顧客にアプローチすることができました。ライブ配信中だけでなく配信後にも購入が増加し、ライブ配信から12時間後の購入数は10,000点以上に上りました。
また、Instagramストーリーズを活用しライブ配信の告知を行ったことで視聴者の増加に繋がり、Instagramの機能を広く活用した事例となりました。
TikTokライブを活用したライブコマース事例
美容・健康関連商品の開発及び製造販売行う美容メーカーは、当社のサプリやスキンケア商品をTikTokを活用したライブコマースにて販売しました。
ライブコマーサーを起用し、イベントでの当社の販売員とともに自然なコミュニケーションを取りながら商品を紹介し、使用シーンを配信することで視覚的にもわかりやすいPRを行いました。コメントも多数寄せられ、1週間ほどの販売期間で約60点の販売を行いました。
さいごに
本記事ではInstagramとTikTokのライブ配信機能の特徴やメリット、活用方法について解説してきました。InstagramやTikTokのライブ配信はコストパフォーマンスの高いプロモーション手段であり、使い方次第で多方面からビジネスをサポートすることができます。ライブコマースやインフルエンサーキャスティングについては、株式会社ライズアースにご相談ください。
