ライブコマースの効果は?導入するメリットを徹底解説

ライブコマースの効果は?導入するメリットを徹底解説

ライブ動画配信とインターネット販売を掛け合わせた新たな販売の手法として話題を呼んでいる「ライブコマース」。近年の中国や韓国での市場の活況を受け、日本でも注目を集めはじめています。

ライブコマースの導入を検討する中で、「具体的な効果は?」「本当にうまく行くの?」と、不安や疑問を感じている方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなライブコマースの効果や導入するメリット/デメリット、成功へのポイントを解説していきます。

作成日:2024.09.03


目次

ライブコマースとは?
ライブコマースの効果・メリットを解説
 メリット① ライブ動画配信で商品の魅力を伝えやすい
 メリット② インフルエンサーを通じて新規の顧客を獲得できる
 メリット③ 短時間で商品の認知から購入まで繋げられる
 メリット④ アーカイブ動画で永続的にユーザーにリーチできる
 メリットを活かして効果を最大化
ライブコマースの注意点・デメリットは?
ライブコマースを成功させる5つのポイント
 ①配信の目的を設定する
 ②効果的な集客を行う
 ③配信の内容を考える
 ④スムーズに購入できる工夫をする
 ⑤ライブ配信後に分析をする
さいごに


ライブコマースとは?

ライブコマースとは、“ライブ配信”に“Eコマース”を掛け合わせた最先端の販売手法です。Instagram・TikTokなどのSNSやライブコマース配信のプラットフォーム上でライブ配信を行いながら商品を紹介・販売します。

ライブコマースの一番の特徴は、配信者と視聴者がリアルタイムでコミュニケーションを取れること。写真やテキストだけでは伝わらない商品の魅力を、双方向でコミュニケーションを取りながら、効果的に発信することができます。

さらに、購入までのスムーズな動線が実現されているのも特徴の一つです。
視聴者はライブコマース配信中に紹介されている商品のECサイトや購入ページまで簡単に移動できるため、購買機会を逃すことなく、購入まで繋げることができます。


ライブコマースの効果・メリットを解説

日本でも注目を集め始めているライブコマース。その特徴として、「配信者と視聴者がリアルタイムでコミュニケーションを取れること」、「購入までのスムーズな動線が実現されていること」の2点を挙げました。ここでは、具体的なライブコマースの効果やメリットについて詳しく解説していきます。

ライブコマースのメリットとしては以下の4点があります。

①ライブ動画配信で商品の魅力を伝えやすい
②インフルエンサーを通じて新規の顧客を獲得できる
③短時間で商品の認知から購入まで繋げられる
④アーカイブ動画で永続的にユーザーにリーチできる

メリット① ライブ動画配信で商品の魅力を伝えやすい


ライブコマースは、一般的なECサイトと比べて商品の魅力ををより効果的に伝えられるという大きなメリットがあります。

ECサイトは写真や文字での商品説明が中心です。一方でライブコマースは動画上で商品を確認できるだけでなく、使用感や率直な感想をリアルタイムで聞くことが可能です。また、双方向でのコミュニケーションが可能なため、視聴者は商品への疑問点をその場で解決し、不安を解消することもできます。

ライブ配信を通して視聴者の関心度が高い状態をキープすることで、購買意欲の向上という効果も期待できます。

メリット② インフルエンサーを通じて新規の顧客を獲得できる


インフルエンサーがライブコマースの配信を行うことで、新たな顧客を獲得し、顧客層を拡大できる可能性があります。

通常のECサイト上で商品を販売する場合、顧客となるのは既にその商品を知っているか、興味を持っている人が中心です。

しかし、ライブコマースをインフルエンサーが行うことで、そのファンやフォロワーにも商品の認知が広まり、​​多くの視聴者を引きつけることができます。

またその商品だけでなく、企業やブランドの知名度アップにも大きな効果があります。インフルエンサーの影響力を活用することで、広範囲にわたる効果的なマーケティングが可能となり、ブランドの認知度売上の向上が期待できます。​​

メリット③ 短時間で商品の認知から購入まで繋げられる


ライブコマースの配信を行うことで、商品の認知から購入まで一気に繋げることが可能です。

消費者が従来の方法で商品を購入する場合、認知 → 関心 → 検討 → 購入と段階を踏むのが一般的です。

しかしライブコマースの場合は、この商品の認知から購入までの過程を配信内の短い時間で完結させることができます。

ライブ配信の視聴者をそのまま顧客へと転換させ、商品の購入まで結びつける効果があるため、短時間で大きく売上を伸ばせる可能性があります。

メリット④ アーカイブ動画で永続的にユーザーにリーチできる


ライブコマース配信の様子をアーカイブ動画として残すことで、永続的に顧客を獲得することができます。

ライブコマースの売上は「ライブ配信中」が主ではありますが、「アーカイブ動画」によっても顧客の獲得が可能です。アーカイブ動画はライブほどの勢いはないものの、長期的なスパンで持続的に顧客にリーチできるため、安定的な効果を得ることができます。

さらに、アーカイブ動画をショート動画として再編集することも効果的です。編集で興味を引くシーンを強調することで視聴者の関心を引き出し、売上に結びつけることができます。

メリットを活かして効果を最大化


以上のメリット4点を有効的に活用することによって、ライブコマースの効果を最大化することができます。

ライブコマースが日本において大きな効果を生んだ実際の事例として、「一回の配信で平均売り上げ150万円以上」や、「3000個の商品が10分で完売した」という事例なども報告されています。

以下は実際にライズアースが行ったライブコマース配信の様子です。

提供: [株式会社ライズアース]

このライブコマースは、SNS総フォロワー数200万人越えのインフルエンサー【すみぽん(高倉菫)】が配信し、Instagramのストーリーズ機能を用いた事前告知などを行った結果、総視聴者数 約10,000人Instagramストーリーズ 合計約270,000リーチを達成しました。

このように、ライブコマース配信を実施することによって、ブランドや商品の知名度アップや売上に大きく貢献するという効果が期待できるでしょう。

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日本ネット経済新聞.『Cellest、ライブコマース「ぞうねこちゃんねる」の過去最高売上を記録 月商2500万円を突破』.https://netkeizai.com/articles/detail/10200

 PR TIMES.『​​ライブコマーサーとして絶大な人気を誇るももち(牛江桃子)がプロデュース。ライブコマースに強みを持つアパレルブランド「Lil Ambition」がローンチ』.AnyMind Group株式会社.​​https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000140.000018392.html.


ライブコマースの注意点・デメリットは?

ライブコマースは、様々なメリットや効果を生む魅力的な取り組みです。しかし導入する際には、以下のような点に注意する必要もあります。

・最適な配信者を選ぶ
・配信環境の整備しトラブルに備える
・企業イメージが損なわれるリスクに配慮する

ライブコマースでは、配信者が大きな役割を担っています。
配信者と商品の関連性が低かったり、商品が配信者のファン層にマッチしていなければ、十分な効果を見込むことはできません。配信者自身が商品やサービスについてしっかりと理解し、視聴者とコミュニケーションを取りながら商品の魅力を伝えられるスキルを持っていることが重要です。

ライブコマースを実施するには、配信に適した環境を整備したり、配信アプリなどのプラットフォームを準備する必要があります。また、ライブ配信中はトラブルがつきものです。通信環境や機材の状態を事前に確認してトラブルを未然に防いだり、トラブルに対処するためのマニュアルを作成するなどして、備えておきましょう。

ライブコマースが適切に行われなかった場合、企業やブランドのイメージを下げることにもなりかねません。不本意な炎上のリスクを避けるためにも、不適切な発言や配信内容が無いように入念な打ち合わせやリハーサルを行って対策することが重要です。


ライブコマースを成功させる5つのポイント

ライブコマースを成功させるためには、以下のポイントに留意するのが効果的です。

①配信の目的を設定する
②効果的な集客を行う
③配信の内容を考える
④スムーズに購入できる工夫をする
⑤ライブ配信後に分析をする

1、配信の目的を設定する


まずは配信を行う前に、ライブコマース配信の目的を定めましょう。

例えば、「商品やサービスの認知度を向上させることを重視する」「配信中に⚪︎⚪︎個の商品を売る」「ブランドや商品のファンを作る」など、ライブコマース配信の目的を設定します。

目的が決まったら、ライブコマースで扱う商材や配信者を決定します。ライブコマースと相性の良い商品を選定し、配信の目的に合った最適な配信者を選ぶこと​​で、効果を最大化することが重要です。

2、効果的な集客を行う


次にライブコマース配信への集客を効果的に行いましょう

ライブコマース成功のためのカギを握るのがこの「集客」です。配信の目的に合わせたターゲットを設定し、そのターゲット層に効果的な集客を行うことが重要です。自社サイトやSNS上で告知を行ったり、知名度の高いインフルエンサーなどを起用することで集客力をアップ​​させ、配信の効果を高めましょう。

3、配信の内容を考える


ライブコマース配信の内容にも工夫が必要です。

ライブ配信ならではの臨場感や特別感を演出し、視聴者が見ていて楽しいと思えるような配信内容にすることがポイントです。

配信者は視聴者からのコメントや質問に積極的に回答し、臨場感のあるライブ体験を提供することを意識しましょう。また、ライブコマース配信限定のクーポンや特典を配布することで、配信の満足度アップにも繋げられます。

4、スムーズに購入できる工夫をする


ライブコマースでは、配信中に購買意欲の高まった視聴者がそのままスムーズに商品を購入できるような工夫をすることが不可欠です。

ライブコマースを実施するプラットフォームやアプリによって購入サイトへの誘導のしやすさが異なるため、目的やターゲットに合わせて最適なプラットフォームを選びましょう。

5、ライブ配信後に分析をする


ライブ配信後には、配信の分析を行いましょう。

総視聴者数や最大同時接続数、コメントの内容や購入へのコンバージョン数などを集計して、配信の効果を評価します。

最初に設定した目的を達成できたかどうかに関わらず、配信の内容や効果を分析することは非常に重要です。

ライブコマースの実施と分析を積み重ねて、分析結果を次の配信に反映することで、配信の質を徐々に向上させていくことができます。


さいごに

今回はライブコマースのライブコマースの効果や導入するメリット/デメリット、成功へのポイントについて解説しました。ライブコマースは、多くの効果やメリットを持つ魅力的な販売手法ですが、成功させるためには注意点もあります。


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