【ライブコマースの活用事例10選】ライブコマースのポイントやメリットを解説

【ライブコマースの活用事例10選】ライブコマースのポイントやメリットを解説

ライブ配信とEコマースを組み合わせた新しいマーケティング手法のライブコマース。リアルタイムでやり取りできるという特徴を強みに、日本でも注目を集めています。

本記事ではそんなライブコマースの活用事例をご紹介します。

作成日:2024.11.13

                                      更新日:2024.12.25






目次





ライブコマースとは


ライブコマースとはライブ配信を活用した最先端の販売手法です。

ライブ配信とEコマースを組み合わせた手法であるため、従来のオンラインショッピングやテレビショッピングとは異なり、リアルタイムでコミュニケーションを取り、リアルタイムで購入することができます。

中国を筆頭に世界中で拡大し、日本でも活用が進んでいます。




ライブコマースの活用メリット



・リアルタイムの双方向コミュニケーション

配信者と視聴者の間でやり取りをすることができる参加型の販売手法であるため、商品に関する詳しい情報を得ることができます。

・信頼性の向上

商品の使用感や使用方法をライブで配信することができるため、写真や文章だけではわかりにくい商品の魅力を伝えることができます。

・販売促進

リアルタイムで限定特典などを発行することができるため、「限定感」を演出し、購買意欲を向上させることができます。例えば、ライブ配信中に購入した方だけの特別割引、配信しているインフルエンサーとのコラボ商品の販売など、配信中の購入に伴う視聴者の利点を作ることで販促に繋がります。

・高いコストパフォーマンス

ライブコマースは大規模な販売イベントや広告等のプロモーションと比較し、低コストで実施することができます。また、場所や人数を限定せずに配信することができるため、コストを抑えつつも多くの顧客にアプローチすることができます。

・柔軟なアプローチ

ライブコマースには、分析機能付きのツール・プラットフォームや、より詳細な分析ができるライブコマースサービスがあります。これらの分析を活用することで、リアルタイムで視聴者のリアクションに合わせた内容の配信ができたり、次回配信を改善することができます。

・エンゲージメント強化

ライブコマースでは、主に企業・店舗スタッフやインフルエンサーが配信します。スタッフは詳しい商品説明、インフルエンサーはフォロワーへのアプローチが可能で、視聴者の信頼性を高め、ファン層を拡大することが可能です。




ライブコマースと相性の良い商品


1位:アパレル
2位:美容系商品
3位:食品・飲料

ライブコマースは、主にアパレル・美容系商品・食品・家電との相性が良いです。

文字や写真だけでは商品の詳細がわかりにくい商品におすすめで、実際に使用している様子や細かな特徴をライブ配信を通じて紹介することで、商品の魅力を伝えることができます。





【業界別】ライブコマース活用事例


アパレル業界

ユニクロは、Uniqlo U 2024年秋冬コレクション発売前夜人気ランキングというテーマで、ライブコマースを実施しました。

数店舗のスタイルヒントスタッフ(着こなしのアイディアを発信するスタッフ)が配信し、ライブコマースを通じて来店を促しました。

アーカイブ動画では商品ラインナップはタイムラインとして表示されており、気になる商品をタップすると、そのアイテムの紹介シーンまでスキップすることができるという利便性の高いライブコマースを実施しました。

参照:UNIQLO LIVE STATION (https://www.uniqlo.com/jp/ja/livestation/special_live/jRAo45UrrrV75RJzD5H7)




化粧品業界

資生堂は、SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE(美のプロフェッショナルや最新のテクノロジーで新しい化粧体験を提供する店舗)からライブコマースを行いました。

このライブコマースは、発売日の前日に、新アイテムを使用して2024年春トレンドのベースメイクを紹介するというテーマで実施されました。

モデルが出演し、使用感や使用のポイントなどを説明することで、商品理解を促進し、紹介中の商品は画面左上に表示されるようになっており、どの商品を紹介しているかがわかりやすい配信を行いました。

参照:SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE ライブ配信(https://brand.shiseido.co.jp/gfs-livestream.html)





食品業界

大阪王将は、ライブコマース限定の特別詰め合わせセットをQoo10のメガ割期間中に配信しました。芸人が出演し、バラエティ番組のような演出のライブコマースとなりました。また、クッキングスタジオから配信しているため、調理の実演や、試食・コメントを交えながら配信したり、ライブ視聴者限定のプレゼント企画を実施したりするなど、楽しみながらショッピングできるライブコマースを実施しました。

参照:Qoo10 Live Shopping (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000271.000022933.html)





【プラットフォーム別】ライブコマース活用事例


アプリ

草津温泉の「草津湯の花まんじゅう本舗」は、ライブコマースアプリ「PeaceYouLive」を活用しライブコマースを実施しました。新型コロナウイルスの流行のため、通信販売やSNSなどのオンラインでのPRに力を入れるなかライブコマースを活用。商品を調理する様子を実際に配信したり、視聴者とコミュニケーションを取ったりするなど、ライブコマースならではの特徴を活かし、1時間で1日の平均売上を達成しました。

参照:PR TIMES (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000087058.html)





ECモール型

鹿児島県の地方紙「南日本新聞社」は「生産者と消費者をつなげる」モール型産直ECプラットフォーム「SharingLive」を活用しライブコマースを実施しました。

MCとして元テレビショッピングMCや、YouTuberの方が出演し、6つの出店企業の商品を紹介しました。生産地の公式YouTubeや南日本新聞社の公式YouTubeなど合計5チャンネルでの配信、生産地の市長の出演、生産地の紹介など、商品含め土地の魅力が伝わる配信を行いました。

参照:Sharing Live (https://www.sharinglive.jp/kol/detail/13)





SaaS型

コスメ・美容の総合情報サイト「@cosme」は限定アイテムやポイントバックなど、お得にショッピングができる3日間のスペシャルイベント「@cosme BEAUTY DAY」において、ライブコマースを導入しました。視聴者の反応を見て臨機応変に紹介したり、スムーズな購入導線を提供するなど、ライブコマースの特徴を最大限活用しました。ライブコマースの活用により、「限定品だけでなく通常品の販売を促進することができた」「集客率がアップした」などの効果が現れました。

参照:HandsUP導入事例 (https://handsup.17.live/case/cosme_beauty_day/)





SNS

ライブコマースを配信する「ぞうねこちゃんねる」では、TikTokライブを活用しています。毎朝6時から配信されるライブコマースですが、ほとんどの商品が売り切れとなっています。

配信者のコーディネート提案に加え、同チャンネルの限定販売商品や、クーポン発行など、視聴者の購入を促す工夫のあるライブコマースを行っています。

参照:TikTok (https://www.tiktok.com/@kmkn___)


ライブコマースをお考えの方は、ライブコマースの運営代行やキャスティングなどを行うライズアースにご相談ください。

初心者の方や、課題をお持ちの方など、ライブコマースに関するお悩みは一からトータルサポートしております。





【出演者別】ライブコマース活用事例


インフルエンサー

モデルプロデュースのヘアケア商品メーカーのライブコマースでは、10〜20代に人気のインフルエンサーが店舗から配信し、シャンプーやトリートメントを販売しました。株式会社ライズアースのライブコマースサービス「ライブコマースPR」を活用しインフルエンサーのキャスティングを行い、商品と相性の良いインフルエンサーが配信するとともに、Instagramでの告知により、多くの視聴者が集まりました。
コメントでは「買ったよ〜」というコメントも多く寄せられ、インフルエンサーならではの推しと同じものを使いたいという心理での購入が多くみられました。

タレント

韓国発の自然派スキンケアブランド「NATURE REPUBLIC」は、女性タレントを起用しライブコマースを実施しました。出演者による実演を交えた商品紹介や、事前に商品を使用してみてのレビュー動画の配信により、商品の使用感が伝わりやすい配信となり、ライブ配信中にも多くの視聴者が購入しました。

参照:PR TIMES (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000271.000022933.html)





芸人

au PAY マーケットライブTVでは芸人が出演し、エンターテイメント性豊富なライブコマースを実施しています。主にグルメや家電などを紹介するライブ配信を行っており、芸人同士のバトルや、料理好きの芸人による調理実演など、楽しんでショッピングができる企画が人気です。ライブ配信を見ることでクーポンを獲得できるといった特典企画もあります。

参照:au PAYマーケット ライブTV (https://wowma.jp/event/live-tv/special02.html?aff_id=ahp01llXts220113e990331Xtva73Xlvc)





さいごに


本記事では業界、プラットフォーム、配信者別にライブコマースの活用事例をご紹介してきました。ライブコマースは日本でも活用が進んでおり、その業界やプラットフォーム、配信者は様々です。顧客の新規開拓やエンゲージメント強化をお考えの企業は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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